日: 2023年11月19日

終わりある人生

令和5年11月12日午後6時29分。
ずっと敬愛し続けていたアーティストKANさんが永遠の旅に出立されました。

洒落にならない御報告から8ヶ月。奇跡を信じながらもどこかで覚悟はしていましたが、いざその時がきてしまうと、やっぱり悲しいし、寂しいし、心の底では信じられない気持ちです。

学生時代にラジオから流れてきた「言えずのI love you」
気になっていた矢先にまたラジオから流れてきた「恋する二人の834km」
その歌声が、旋律が、歌詞が気になって。好きになって。
ラジオ番組のレギュラーをやっていることを知ってトークを聞いてもっと好きになって。
毎週寝落ちしつつ聞いて。
リクエスト番組に一生懸命電話していた。
(この時にリクエストネームが必要になって木弓るんにしたんですよね)

一時期熱が冷めて、パリ留学のため活動をしていなかったこともあって間が空いたけれど
久しぶりに聴いた新曲はやっぱり好きで。
ピアノの弾き語りライブをやっていることを知ってライブに行くようになって。
気が付いたら有料会員になっていた。

雑談として話したことがあったのだけれど、
学生の頃から好きなアーティストって解散していたり活動をやめちゃったりした人も多くて。
だから今でもライブをやり続けていて、しかもしょっちゅう札幌まで来てくれていたのは
ものすごく幸せなことだったんですよね。

ラジオのレギュラーを週一から月一に変更すると発表があった矢先のお休み。
中止になった弦楽四重奏コンサート。
私が行った最後のライブが喉の不調で「お金をいただくことができないクオリティ」だったこと。
悔しいこともたくさんあるけれど。
闘病しながらもラジオで、Twitterで、ファンには元気な姿をなるべく見せるようにして。
パリに行って。ビートルズの最後の新曲を聞いて。
しっかりと自分の葬儀のプロデュースはしていったKANさん。
(そりゃあ、最後だけ人任せにできるような人ではなかったわ)
だから、今はただただありがとうの気持ちでおっぱいです。
きっとKANさんも、最後はファンに向けて言ったと思うんですよ「ほな、サイババ」って。

 

というわけで、一応自分の心の整理をつけるためにだらだらと書いてみました。でもさ、こんな推しの人生を見せられたらさ、自分あと20年そこそこで何ができるだろう。何が成せるだろう。って思うわけですよ。だからまぁ…創作、しますね。悲しんでいる場合じゃない。

 

こんな時だけ話題になるのも悔しいんですが、せっかく話題になっているので。置き土産のようにサブスクを解禁していってくれたので、この機会に聴ける環境にある人は聴いて欲しいな。愛は勝つ以外に沢山沢山名曲あるから。

https://fanlink.to/KAN

ちなみに私のおすすめはやっぱりエキストラですが、同アルバムに入っているほっぺたにオリオンもめちゃ好きですし、君のマスクをはずしたいは天才かと思うし、小さい花のテレジアも好きだし、弦楽四重奏版のアルバムもありますし…(延々